2025年10月、ドイツで開催された展示会に参加してきました!
素材から装置まで、さまざまな企業が最新技術を披露していて、業界の「今」と「これから」を肌で感じることができました。
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素材メーカーの進化
従来の樹脂・フィルム素材メーカーが、EVやセンサーなど電子デバイス分野への展開を強化しています。
高機能化・多用途化が進み、環境対応素材やスマート機能を持つ新素材の開発が目立ちました。
フィルム搬送技術は「薄く・速く」がキーワード
展示会では、超薄膜フィルムや高速搬送ラインが目立っていました。
今後は「低張力での高速搬送」が主流となり、装置の精度や制御技術がますます重要になります。
一方で、リサイクルフィルムは厚みや加工性に課題があり、薄膜化するとコストが上がるケースも。
用途に応じた素材選定と搬送条件の最適化が求められます。
エキスパンダーロールの新しい可能性
エキスパンダーロールや拡幅機能付きのブラシ型ロール、洗浄・除電など多機能化されたロールも登場。用途によっては傷がつきやすいなどの課題もあるので、選び方が大事です。搬送工程では「シワ取りロール」の重要性も再認識されました。
画像処理やラインセンサーを使った欠陥検出・シワ検知技術も進化していて、
品質管理のレベルがどんどん上がっています。
ただし、「検知した欠陥やシワをどう処理するか」という工程連携の課題は残っており、
今後の自動化・制御技術の進展が期待されます。
まとめ
今回の展示会では、「デジタル化」「サステナビリティ」「高機能化」「リサイクル対応」など、
業界のキーワードがたくさん見られました。
素材メーカーの事業転換、フィルム搬送技術の進化、シワ取りロールの多機能化、
検査・制御技術の高度化など、業界全体が大きく変わろうとしています。
これからも最新技術をキャッチしながら、製品開発やサービスに活かしていきたいですね!
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| 展示会名 | K 2025 – 国際プラスチック・ゴム産業展 |
| 会期 | 2025年10月8日 ~ 2025年10月15日 |
| 開催地 | デュッセルドルフ / ドイツ |
| 開催頻度 | 3年に1回 |
| URL | https://www.k-online.com/ |
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