近年のR2R製造では、二次電池やフレキシブルエレクトロニクス分野の需要拡大、フィルム・金属箔等の製造における幅広化・薄膜化・高速搬送化が大きなトレンドとなっています。これに伴い、搬送条件変更時のシワトラブル、さらには真空蒸着機内や熱処理工程でのシワトラブルのご相談が増えてきております。
そこで注目されているのが「電動バリボウエキスパンダーロール」です。電動モーターを搭載したエキスパンダーロールとなっており、従来の手動バリボウエキスパンダーロールと比べて、より安全かつ正確な制御を可能としています。
エキスパンダーロールについて詳しく知りたい方は、「エキスパンダーロールとは」をご覧ください!
下記コラム記事では、各種エキスパンダーロールの違いについて説明しておりますので、併せてご参照ください!
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多様な素材に対応可能
電動バリボウエキスパンダーロールは、モーター制御によってロールの湾曲方向(1°刻み360°回転)と湾曲量(0.1㎜単位)を遠隔で調整ができ、もちろん品種別で湾曲の値をプリセットしておくことも可能です。
より細かく調整できることにより素材にかかる負荷を最小限に抑えつつ、理想的な拡幅を可能にします。
また、湾曲の値は操作盤に表示され定量的な管理ができるので、オペレーター様ごとの操作加減による差異も生まれず、常に安定した品質を保つことができます。
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安全性・操作性の向上
装置に接近することなく遠隔操作が可能なので人の手が加えられない危険な場所でのご使用や搬送中の接近による事故防止にもつながります。
また運転中であっても基材のシワの状態を確認しつつ調整ができるので現合調整が容易となっております。
※付属の制御盤からの操作はもちろんのこと、PLCリンクによりマシン側の操作盤からも操作可能です。
※真空対応仕様をオプションで追加可能です。
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試験開発品!コンパクト電動バリボウエキスパンダーロール
従来の電動バリボウエキスパンダーロールでは、電動モーターが軸受外側からWD方向(幅方向)へ突出する構造となっており、マシンフレームと干渉し設置が困難になるという課題がありました。特に、限られたスペース内での設置が求められる現場では、この突出構造が大きな障壁となっていました。
この問題に対応するため、現在コンパクト仕様を開発中です。コンパクト仕様では電動モーターの突出方向をMD方向(搬送方向)へ変更するという改善を施しております。これにより、従来品と同等の操作性をそのままに、設置スペースに懸念がある場合であっても、スムーズな設置が可能となります。 是非ご検討ください!
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ご案内
「電動バリボウエキスパンダーロール」のレンタルサービスも実施しております。
ロール設置用ステーと電源環境をご用意いただければ実機での検証をいただけますので、
併せてご検討ください!
弊社保有の搬送デモ機にも搭載しております。既存マシンへレンタル品を設置するのは難しい場合には、デモ機・搬送テストをご検討ください!基材を送っていただければ効果検証が可能です!
製品紹介
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